【歴史経済専門書】石橋湛山全集 全15巻 東洋経済新報社

「石橋湛山全集」は、全15巻にて東洋経済新報社より、1970年から1972年にかけて刊行、発売となっております。ジャーナリストとして活躍し、また内閣総理大臣なども歴任した石橋湛山氏の著作物から、歴史・経済両面から現代の日本を知ることのできる全集となります。

石橋湛山は、幼名は省三(せいぞう)として、日蓮宗の僧侶の子息として生まれました。中学の卒業時に「湛山」に改名しております。明治41年に早稲田大学を卒業後は、ジャーナリストして活躍します。志願して入隊して軍隊生活も体験しております。東洋新聞社に入社後は、大正デモクラシーの一翼を担い、平和主義的な主張を展開しました。昭和の戦争の時代でもリベラルな主張を続け、経済的な提言等も行っておりましたが、常に政府や軍部からは監視を受けるなどしていたようですね。

戦後は、政界にも進出し、国政選挙にて当選後は大蔵大臣を務めます。その政治姿勢は、ジャーナリスト時代と変わらず、当時に日本を占領していたGHQにも堂々と主張を通すなどしました。しかし、その姿勢がGHQの逆鱗に触れ、公職を追放されてしまいました。政界に復帰したのは、講話が成立した日本独立後でした。その後は、再び政治家として活躍し、総理大臣にも就任しております。脳梗塞から首相を退陣しましたが、その後も政界での影響力を保持し続け、穏健派の政治家としてその後も活動をつづけましたが、1963年の占拠に落選し、政界を去ることとなります。

所得倍増計画を推し進めた池田勇人の師匠としても知られ、また、立正大学の学長を務めるなど教育者としても活躍し、多数の著作も残しております。戦中から戦後にかけての日本の歴史、そして経済をあり方などを知る一級の資料として、こちらの「石橋湛山全集」は非常に評価の高い書籍でございます。当店にて買取を行っており、全国の皆様からの買取のお問い合わせ、買取のお申込みをお待ちしております。

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