内山節著作集(全15巻/農山漁村文化協会)

「内山節著作集」は、全15巻として、農山漁村文化協会より、2014年から刊行が開始され、現在も刊行中です。

内山節(たかし)さんは、1950年に東京に生まれ、高校を卒業後に、在野の哲学者として活動されております。大学などの教育は受けておらず、あくまでも独自の哲学を展開しております。その哲学や思索にとって非常に重要なのが群馬県上野村での生活でです。実際に田畑を耕作し、森に分け入って思索する時間が、内山節(たかし)氏の哲学に多くの示唆を与えてくれているようですね。上野村での生活は、既に数十年に及びます。また２１世紀に入ってからは、NPOの代表や、大学教授などとしてもの活動されました。

これまでに山里や森をテーマにした著作を数多く発表されており、こちらはそれらをまとめた全集となります。その独自の哲学は、多くの人々から注目されており、日本人が戦後の歴史の中で忘れてきたもの、そして置き去りにしてきたものを再発見させてくれます。そして、経済が行き詰まった現代でこそ、その思想は輝きを増すのかもしれません。

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